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02月23日-01号

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  1. 福井市議会 1999-02-23
    02月23日-01号


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    平成11年 3月定例会               福井市議会会議録 第1号           平成11年2月23日(火曜日)午前10時6分開会────────────────────── 平成11年2月23日,定例市議会福井市議会議事堂に招集されたので,会議を開いた。──────────────────────〇議事日程 日程1 会議録署名議員の指名 日程2 会期の決定について 日程3 各特別委員会の付託案件について 日程4 第1号議案 平成11年度福井市一般会計予算 日程5 第2号議案 平成11年度福井市国民健康保険特別会計予算 日程6 第3号議案 平成11年度福井市老人保健特別会計予算 日程7 第4号議案 平成11年度福井市農業共済特別会計予算 日程8 第5号議案 平成11年度福井市交通災害共済特別会計予算 日程9 第6号議案 平成11年度福井市競輪特別会計予算 日程10 第7号議案 平成11年度福井市簡易水道特別会計予算 日程11 第8号議案 平成11年度福井市宅地造成特別会計予算 日程12 第9号議案 平成11年度福井市国民宿舎特別会計予算 日程13 第10号議案 平成11年度福井市中央卸売市場特別会計予算 日程14 第11号議案 平成11年度福井市駐車場特別会計予算 日程15 第12号議案 平成11年度福井市農業集落排水特別会計予算 日程16 第13号議案 平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算 日程17 第14号議案 平成11年度福井市下水道事業会計予算 日程18 第15号議案 平成11年度福井市ガス事業会計予算 日程19 第16号議案 平成11年度福井市水道事業会計予算 日程20 第17号議案 福井市環境基本条例の制定について 日程21 第18号議案 福井市聖苑条例の制定について 日程22 第19号議案 福井市附属機関設置条例の一部改正等について 日程23 第20号議案 フェニックス・プラザ等の設置及び管理に関する条例の一部改正等について 日程24 第21号議案 福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について 日程25 第22号議案 福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について 日程26 第23号議案 福井市学校設置条例の一部改正について 日程27 第24号議案 福井市立幼稚園設置条例の一部改正について 日程28 第25号議案 平成11年度福井市農業共済事業の賦課総額及び賦課単価の決定について 日程29 第26号議案 農作物共済の水稲に係る無事戻しについて 日程30 第27号議案 農作物共済の麦に係る無事戻しについて 日程31 第28号議案 園芸施設共済に係る無事戻しについて 日程32 歳入特別委員会の設置並びに付託について 日程33 歳入特別委員会委員の選任について 日程34 第97号議案 平成10年度福井市一般会計補正予算 日程35 第98号議案 平成10年度福井市国民健康保険特別会計補正予算 日程36 第99号議案 平成10年度福井市老人保健特別会計補正予算 日程37 第100号議案 平成10年度福井市競輪特別会計補正予算 日程38 第101号議案 平成10年度福井市宅地造成特別会計補正予算 日程39 第102号議案 平成10年度福井市国民宿舎特別会計補正予算 日程40 第103号議案 平成10年度福井市駐車場特別会計補正予算 日程41 第104号議案 平成10年度福井市農業集落排水特別会計補正予算 日程42 第105号議案 平成10年度福井市下水道事業会計補正予算 日程43 第106号議案 平成10年度福井市水道事業会計補正予算 日程44 第107号議案 福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について 日程45 第108号議案 市道の路線の認定について 日程46 第32号報告 専決処分の報告について           (工事請負契約の変更について) 日程47 請願第22号 乳幼児医療費の無料化を国として行うことを求める意見書について──────────────────────〇出席議員(38名) 1番 山口 清盛君   2番 柳沢 峰生君 3番 谷口 健次君   4番 早川 朱美君 5番 宮崎 弥麿君   6番 木村 市助君 7番 吉田 琴一君   8番 小林荘一郎君 9番 田中 繁利君   10番 谷口 文治君 11番 宮崎 利道君   12番 田中 一男君 13番 栗田 政次君   14番 近藤 高昭君 15番 加藤 貞信君   16番 谷口 忠応君 17番 皆川 修一君   18番 浦井美惠子君 19番 松宮 秀彦君   20番 上山 正男君 21番 中谷 勝治君   22番 田辺 義輝君 23番 西村 公子君   24番 高橋省一郎君 25番 中谷 輝雄君   26番 松井乙右衛門君 27番 山崎 謙二君   28番 畑  康夫君 29番 若山 樹義君   30番 西村 高治君 31番 中村 正秋君   32番 山田 俊臣君 33番 石川 道広君   34番 浅原 利男君 35番 松山 俊弘君   36番 成瀬 亮一君 37番 藤田 喜栄君   38番 伊東 敏宏君──────────────────────〇欠席議員(0名)──────────────────────〇事務局出席職員 議会事務局長      坂 上 泰 学 議会事務局次長     大 島 幸 雄 庶務課長        南   昌 宏 議事課長        吉 村 邦 栄 議事課主任       田 中 光 夫 議事課主幹       小 川 眞一郎 議事課副主幹      山 先 勝 男 議事課主査       山 本 誠 一 議事課主事       黒 田 慶 廣──────────────────────〇説明のため出席した者 市長         酒 井 哲 夫 君 助役         清 水 彰 一 君 収入役        花 山   豪 君 教育長        梶 川 恭 博 君 総務部長       桑 野 正 暁 君 企画財政部長     奈 良 一 機 君 市民生活部長     林   廣 美 君 福祉保健部長     石 井 信 孝 君 商工労働部長     木 村   健 君 農林水産部長     堂 下   暁 君 都市政策部長     舟 木   壽 君 都市政策部理事    笠 松 泰 夫 君 建設部長       齊 藤 忠 男 君 下水道部長      谷 本 忠 士 君 企業局長       中 野 朝 一 君 教育部長       奥 津 正 男 君 市長室長       竹 内   寛 君────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 平成11年3月福井市議会定例会は,本日繰り上げ招集せられ,出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立いたしました。 よって,これより会議を開きます。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) それでは日程1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,1番 山口清盛君,34番 浅原利男君の御両名を指名いたします。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に日程2 会期の決定についてお諮りをいたします。 今期3月定例市議会の会期は,議案審議の都合上,本日より3月19日までの25日間といたしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 なお,会期中の会議予定につきましては,お手元に配付いたしました会期日程表のとおりでございますので,御了承を願います。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に日程3 各特別委員会の付託案件についてを議題といたします。 去る12月定例市議会において継続審議となっておりました各特別委員会の付託案件について,これより審査の順序に従い経過の報告を求めます。 初めに,フェニックスパーク建設特別委員長 25番 中谷輝雄君。 (25番 中谷輝雄君 登壇) ◆25番(中谷輝雄君) 去る12月定例市議会において継続審議となりましたフェニックスパーク建設に関する諸問題を審査するため,2月4日委員会を開催いたしました。 委員会に先立ち,本年10月に供用開始となる新葬斎場建設工事の進捗状況について調査するため,現地視察を行いました。 それでは委員会の審査経過の概要について御報告申し上げます。 まず理事者から,新葬斎場については建物の外壁及びアルミサッシの取りつけはほぼ終了し,内部においては各部屋の造作,壁などの仕上げ工事,また各設備工事の主要機械の据えつけを終え,現在,配管,ダクトなどの工事を進めており,1月末での工事の進捗率は75%である。 今後の工事としては進入路,駐車場,前庭などの外構工事に着手していく。 次に総合運動公園敷地造成工事について,施行面積3万9,000㎡の敷地造成工事はほぼ完了し,今後は総合運動公園を一日も早く市民の利用を図るよう,暫定的に平成11年度にサッカー・ラグビー兼用のコート2面の多目的グラウンドを整備し,平成12年度以降に野球,ソフトボールコート,自由広場などの整備を行う計画である。 次にアクセス道路について,農免道路の環状西線から狐川にかかる橋梁,あじさい橋までの805mは完成し,昨年12月1日に供用を開始している。また市道中央3─18号線は,フェニックスパーク敷地内の道路築造,未更毛川にかかる橋梁及び日野川にかかる(仮称)不死鳥大橋の下部工を施工中であるとの報告がありました。 この報告に対し委員から,総合運動公園建設については当初,陸上競技場を最初に整備する計画が,暫定利用ということで多目的グラウンドなどの整備に変更されているのはなぜかとの問いがあり,理事者から,当初の陸上競技場整備計画は財政が厳しく建設着手は困難な状況の中,広大な土地の取得及び一部借地ということを考え,地元の意向に沿うよう土地の有効利用を図る観点から暫定利用するもので,平成14年度以降,財政状況などを見ながら体育施設の建設を検討していきたいとの答弁がありました。 次に委員から,日野川にかかる橋梁の工事において,西下野町の住民から振動や騒音で非常に困っているとの声を聞いているが,今後この工事を進める上で,それらの対策についてどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,西下野町地係の現場は創造した以上に地盤が悪いため,一部迷惑をかけた。この経験を踏まえ,今後は振動,騒音の出ないよう,現在,工法について検討をしているところであるとの答弁がありました。 次に委員から,火葬炉の燃焼温度によっては公害が出るおそれが考えられるが,その対応はどのようになっているのかとの問いがあり,理事者から,ダイオキシンなど公害問題の関係で,厚生省からの通達もあり,一次燃焼は600度から800度の間で,その後その煙を二次燃焼により再度燃やすことにより環境庁の基準をずっと下回るような設計であるとの答弁がありました。 以上が委員会での審査経過の概要であります。 なお,福井市の長年の懸案であった新葬斎場が本年10月に供用開始されるが,総合運動公園建設事業については,財政状況の悪化等により当初予定していた建設計画が遅れ,また膨大な建設費用と相当期間を要するこの事業は,更なる建設期間の延長等も考えられる。しかし,理事者は新葬斎場建設に至る経緯を再度認識し,地元住民に対して誠意ある対応により総合運動公園建設事業の遂行に一層努力されるよう強く要望いたしまして報告を終わります。議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(伊東敏宏君) 次に市街地活性化特別副委員長 9番 田中繁利君。 (9番 田中繁利君 登壇) ◆9番(田中繁利君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました市街地活性化に関する諸問題を審査するため,2月4日委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要についてご報告申し上げます。 まず理事者から,北陸新幹線並びに整備新幹線の整備状況と現状について報告がありました。 それによりますと平成8年12月の「政府・与党」において,整備新幹線に係るいくつかの事項が合意されており,本県のような未着工区間については所要の調査を実施するとともに,駅整備事業に着手するとのことから,昨年10月には「南越─敦賀間」に対して環境影響評価の調査項目を示した「方法書」が送付されてきている。また駅整備事業については,現在事業者である鉄道建設公団連続立体交差事業との整合性を図るため,新幹線福井駅の準備調査を既に開始しており,さらに昨年12月には運輸省から福井駅整備事業に関して在来線との乗りかえ方法,工事の施工方法等を協議するため,検討委員会を設置する方向で作業を進めているとの連絡を県が受けている。いずれにしても,北陸新幹線を取り巻く環境はまだまだ厳しい状況ではあるが,整備新幹線にかかわる建設基本計画の見直しを自民党の整備新幹線建設促進特別委員会が中心となって実施する予定であり,今後とも県内区間の早期着工を目指し,北信越市議会議長会並び北信越市長会など関係機関と連携を図りながら,協力な運動を展開していきたいとの報告がありました。 この報告に対し委員から,北陸新幹線は在来線との併用ではなく,新路線での対応という考え方からすると,最初からスーパー特急方式を受け入れるのは間違いではないかとの問いがあり,理事者からは,スーパー特急方式というのはあくまで暫定的整備であり,将来,経済情勢等が変われば見直されることもあり得るので,今後とも国や関係機関に対してはフル規格新幹線の建設を要望していきたいとの答弁がありました。 次に理事者から,福井駅周辺整備に関して駅周辺土地区画整理事業並びに連続立体交差事業の進捗状況と今後の予定について報告が行われました。 駅周辺土地区画整理事業に関して,年度末の事業費ベースの進捗率は全体事業費の416億円のうち34%を見込んでおり,仮換地指定についても3月末の仮換地指定に向け地元との調整など,準備を進めている。 再開発事業に関して,手寄地区については,再開発への参加意向調査の結果,当初予定していた再開発面積の7,500㎡に達しておらず,再度希望者を募るとともに,規模を縮小した場合の全体施設計画の見直しを現在検討しており,また県及び市の公共公益施設の導入内容についても事務レベルでの協議を進めている。大手地区については,再開発へ参加の意思表示した人数が少なく,仮換地指定後,どのような手法をとっていくのかを地元と協議していきたいとの報告がありました。 連続立体交差事業に関しては,連続事業と側道の用地買収は既に98%まで終え,工事も並行して進められており,仮線工事に伴う豊島跨線橋のかさ上げ工事については,3月下旬に2日間の夜間通行どめを行い工事を行う予定である。また足羽川にかかるJRの新橋梁工事は,現在の鉄道橋から下流側10mのところに列車からの眺望を考慮に入れた三径間連続トラス橋の建設を予定しており,現在橋台と橋脚の工事に着手している。さらにJR京福合わせて約4万6,000㎡の高架下利用については,昨年9月から月1回のスペースで県市の担当者で勉強会を開き,協議を行っていると報告がありました。 この報告に対して委員から,大手企業の参画を含めた大手地区の今後の再開発について地元に対し,どのような対応をしいてくのか,また手寄地区の再開発が縮小された場合,どのような考え方を持っているのかとの問いがあり,理事者から,大手地区に関しては各企業からの問い合わせが来ており,市の方からの働きかけも行っているが,具体的なところまで話は詰め切れていない。さらに今後の対応については,再開発に参加する人は数名で,個別建てかえも含めた別の手法も地元の協議会に提案していきたい。また手寄地区に関しては再度地元との協議を行い,7,500㎡の面積が確保できない場合は,まず再開発希望者を駅広寄りに集め,その後方のブロックに準開発地区を設けるとの答弁がありました。 この件に関して委員から,手寄地区の再開発に関して不安を抱いている地元住民に対して,現在の状況等をはっきりと説明し,理解を得ながら事業を進めるべきとの意見が出されました。 以上が委員会での審査経過の概要でございます。なお,当委員会は,平成7年6月定例会において設置以来,今日まで中心市街地に関する諸問題について精力的に調査研究に当たり,活発な論議がなされてきました。特に,福井駅周辺整備事業に関しては,連続立体交差や駅周辺の土地区画整理など,事業が本格化しております。しかし,これらに関する諸問題は,21世紀の県都福井市の街づくりにとって重要な問題であると同時に,その遂行に当たっては今後も解決すべき問題が山積している現状から,理事者においては市民の意向を酌みつつ,将来を十分に展望した上で,今後とも事業の遂行に最善の努力を傾注されますよう,強く要望いたしまして報告を終わります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(伊東敏宏君) 次に行政改革特別委員長 22番 田辺義輝君。 (22番 田辺義輝君 登壇) ◆22番(田辺義輝君) 去る12月定例市議会において継続審議となりました行政改革に関する諸問題を審査するため,2月5日委員会を開催いたしましたので,その審査経過の概要について御報告を申し上げます。 まず冒頭,今回の一連の事件に関して理事者から,絶対にあってはならない不祥事が相次ぎ,福井市民からの信頼を根底から損なう事態を招き,多大な御迷惑をかけたことに対し,陳謝がありました。 特に,養護老人ホーム入所にかかわる事件の対応策として,先月21日に老人福祉施設入所事務改善検討委員会を発足させ,二度とこのようなことが起こらないような,公正で透明な入所のあり方,これまでの問題点の洗い出しなど,その改善策を精力的に検討しているところであります。 また専門家を招き,公務員としての倫理感や法的な問題について,幹部職員を対象に研修を実施し,改めて市民全体の奉仕者であることの意識や当然守るべき倫理,規律の確保に努めるよう通達を出し,一から出直す気持ちで,今後全力を尽くして失われた信頼と名誉の挽回を図らなければならないと痛感しているとの発言がありました。 次に,10年8月に改定されました第二次福井市行政改革実施計画のその後の進捗状況の報告があり,その中で特に人材育成の基本方針の策定については,人材育成施策の基礎資料とするため,全職員の中から無作為に900人を対象に実施した「職員研修ニーズ調査結果」について説明がありました。 まず職員の個人能力特性では,公平かつ誠実な姿勢でこつこつ粘り強く仕事に取り組み,業務をやり遂げるという強みがある半面,福井市に対する職員の満足度や忠誠心,帰属意識がやや低く,よりよい結果を出すために努力する姿勢や相手の声や表情から相手の気持ちをわかろうとする能力が弱みとなっている傾向が示されている。 また職場の組織能力特性では,所属長自身の自己評価とメンバーの評価に極めて大きな差があり,管理者の職場管理は自分で思っているほどメンバーや部長に評価されていない。 また課には所属長以外に影響力を持った職員,すなわちキーパーソンがおり,その影響力で職場が動いている可能性があることが示されております。 全体結果としては,福井市職員の業務遂行スタイルは,職場内外の人との協働が少なく,部署間の連携も少ない「タコつぼ」型処理傾向があるため,解決すべき課題として職場内や部署間の協働が不可欠であるという共通認識づくりや職員の基本的なコミュニケーション能力の向上,能力開発体系の見直しが重要となり,また40代前後の職員の意欲低下が見られるため,これを防止するため権限の委譲や職務設計の工夫をし,人事管理の諸制度を意欲向上の観点から見直す必要もある。 さらに職場は所属長のマネジメント行動よりキーパーソンで動いており,認識ギャップも大きいという特徴も見られるため,この問題解決のために所属長の役割の明確化,福井市にマッチした職場管理の能力開発の実施が必要であるとのことであります。 次に幼稚園,保育園の統廃合の推進については,公立保育園の分園方式,民間への委譲,乳児指定園の廃園,公立保育所の統廃合,幼保一元化との5つの取り組みにかかわる基本計画が示され,公立保育園の分園方式については,過去3カ年の平均措置児童数が30人以下の保育所に対し,園長未設置方式の分園方式を4月より実施をしていきたい。これに伴う経費効果は,単年度で1園当たり約550万円の削減となる。 民間委譲については,現定員が設立定員の70%未満である,設立定員充足率が70%未満である,半径約1㎞以内に委譲先となる私立保育園が存在するなどを選定条件に,平成14年度までに数カ園の委譲を考えており,これに伴う経費効果は単年度で1園約3,000万円の削減となり,保母数も約8人程度削減されるとのことであります。 次に下水施設管理の委託については,ポンプ場管理センター中央監視業務を平成13年度から全面委託していきたい。また乾徳ポンプ場については,自動化される平成15年度から無人化とし,境浄化センターの水処理及び汚泥脱水処理についても平成12年度から全面委託することで,人員を34人削減し,これにより年間1億3,500万円の経費削減になるとの報告がありました。 以上の報告に対し委員から,今回の一連の事件における関係者の処分はどう考えているかとの問いがあり,理事者から,福祉保健部職員については公金あるいは遺留品の問題など,さらに今後の捜査動向などを十分把握した上で処分を決めたい。 また水道部職員については,本人からも事情を聴取しており,近日中には処分していきたい。 さらに管理監督の立場にある者についても,事件の全容が明らかになった時点において処分を決めたいとの答弁がありました。 次に各委員から,管理監督者としての統率力が欠けているのではないか,また一般職の研修も大事であるが,管理監督者の訓練こそ最も大事ではないのか,職員のモラルの欠如,以前から指摘されている意識改革が全然できていない,さらに25万市民の公僕としての自覚が足りないなど,数多くの意見,指摘がありました。 次に委員から,今回の事件発生の一つの要因として,担当職員が少なかったことが指摘されているが,その辺の改善はどう考えているかとの問いがあり,入所改善検討委員会の中で入所希望者の面接調査に当たっては,保健婦が担当者と同行し,実態を調査した方がよいとの指摘から,2月より部内協力体制を敷く中で,保健センターの保健婦を1名配置,さらに1名を増員し,入所事務体制の強化に努めているところであるとの答弁がありました。 次に昇格に伴う試験制度の導入について委員から,一部職員には試験だけで昇格するということで,この委員会での要望が誤解されて伝わっている。発言の趣旨は,昇格の一つの条件としての試験制度も取り入れてはどうかということであり,現状,どのように判断しているかとの問いがあり,理事者から,試験制度の導入については現在検討を進めているが,決してペーパー試験だけで昇格の判断をすることは考えていない。今後,検討が進む中で,本委員会でも報告したいとの答弁がありました。 次に委員から,今日の少子化の中で,産休明け保育障害児保育など,さまざまな保育ニーズにこたえた分野で,公立保育所の役割を果たさなければならない現状の中,民間への移譲,統廃合は慎重に対応しなければならないと思うが,今回の基本計画の検討の中でどのような現状認識で,この計画を作成したのかとの問いがあり,理事者から,全体的には公立,私立保育所同様に,エンゼルプラン推進の上からも,どのような保育ニーズにも対応すべきと考えており,公・私立がいい面での競争精神を持ちながら,今後のニーズにこたえていかなければならないと思う。またいろいろな観点で移譲する財源を公立保育所のニーズに対応するような財源とし,より充実した保育行政を考えることも必要と思う。いずれにしても,行政責任上からも公立あるいは私立,市民の立場から見ると同じサービスであり,公平な行政を進める上からも公・私立が一体となった保育行政を進めていきたいとの答弁がありました。 最後に,地方分権推進委員会の第五次勧告の概要について報告がありましたことを申し添えます。 以上が委員会での審査経過の概要でございます。 なお,当委員会は平成7年6月定例会において設置以来,今日まで市の組織機構及び職員定数,さらに事務事業の見直し,行政運営管理等々について精力的に研究検討し,関係者の真剣な対応を求めてまいりました。 また理事者におかれても,平成7年11月に第二次福井市行政改革大綱の作成,全庁業務革新事業,また今日の危機的な財政状況に伴うところの財政健全化計画の遂行等々に取り組まれていることについては,一定の評価をいたしておりますが,当委員会は理事者に対し,今日まで各委員から指摘された事項を踏まえ,行政改革にさらに精力的に取り組まれ,市民にわかりやすい効率的な行政の推進に一層努力されることを強く要望いたします。 さらに今回の職員の不祥事については,全庁挙げて行政改革に取り組んでいる最中のことでもあり,非常に残念でなりません。このようなことが二度と再発しないためにも,職員の資質の向上及び当委員会においても再三指摘していますように,なお一層の意識改革を強く求め,報告を終わります。 議員各位の御賛同をお願い申し上げます。 ○議長(伊東敏宏君) 以上をもちまして各特別委員長の報告は全部終了いたしました。 ただいまの報告に対して質疑を許可いたします。 (「議長,16番」と呼ぶ者あり) ○議長(伊東敏宏君) 16番。 ◆16番(谷口忠応君) フェニックスパークについて,ちょっとお伺いしたいんですけど,今,焼却って言うんですか,火葬と申しますか,その中でダイオキシンの問題が多分出てくると思うんですよね。その中で,福井市の場合は灯油火葬,灯油を燃料として火葬するわけですけど,ダイオキシンの問題について議論がまずあったかないか。これは一次焼却,それから二次焼却と2つの工程で多分やられるんじゃないかと思います。一次についての温度,それから二次についての温度,それによって完全にダイオキシン等々が焼却されて無害となる,そういう議論があったかないか,それをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(伊東敏宏君) フェニックスパーク建設特別委員長 25番 中谷輝雄君,答弁してあげてください。 ◆25番(中谷輝雄君) 今,報告いたしましたが,ダイオキシン等の公害問題の関係,厚生省からの通達もあって,一次燃焼は600度から800度の間で,その後その煙を二次燃焼により再度燃やすことにより,環境庁の基準をずっと下回るような設計であるというような報告をさせていただいたわけです。委員会でも,そのようなことでございます。 以上でございます。 ○議長(伊東敏宏君) 16番。 ◆16番(谷口忠応君) 今,600度から800度という報告をいただいたわけなんですけど,これは我々の知るところでは恐らく800度以上でないとだめだというぐあいにお聞きしておりますので,この点についてはまた別の機会に報告したいと思います。 ○議長(伊東敏宏君) ほかに。 (「議長,23番」と呼ぶ者あり) ○議長(伊東敏宏君) 23番。 ◆23番(西村公子君) 先ほどのフェニックスパーク特別委員長の報告について,委員会の各委員の意見が反映されているというふうには到底言えません。 私の方からも委員会の中で,今の地域の活性化の問題と,それからこれまで計画されてきた内容を大幅に見直すということが大事だということを,意見を強く申し上げました。私の意見だけではなくて,今財政が大変だと言われている中で,投資的なそういうものをやるのはおかしいという意見もありました。そういうものが含まれていない,そういう公平さを欠く内容であったというだけではなくて,全体として委員会が,こういった大型の事業を推進するというふうな意見を委員長の方から独断的に述べられたというのは,大きな問題だということを申し上げて反対いたします。
    ○議長(伊東敏宏君) ほかにございませんか。 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結をいたします。 それではお諮りいたします。 各特別委員会の審査報告につきましては,各委員長報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり) それではお諮りいたします。 先ほどの委員長報告どおり賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 起立多数であります。ありがとうございました。 それでは各委員長の報告どおり承認することに決しました。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に日程4ないし日程31を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 これより市長より平成11年度各会計予算及び条例等について総括説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) 本日ここに,平成11年3月福井市議会定例会が開会され,ただいま上程されました平成11年度当初予算案を初め,市政の重要案件の御審議をお願いするに当たり,私の市政運営に対する所信の一端と予算案の大要を申し上げ,議員各位を初め市民の皆様の深い御理解と御賛同を賜りたいと存じます。 まず提案理由を申し上げるに先立ち,先般,職員が引き起こしたたび重なる不祥事につきまして,議員各位並びに市民の皆様に対し,心より深くおわびを申し上げます。 私を初め職員一同,この事件を厳粛に受けとめ,再び繰り返すことのないよう,いま一度全体の奉仕者としての職責を肝に銘じ,公平公正を基本姿勢として,厳正なる職務遂行と服務規律の遵守に努め,市政にとって最も大切な市民の皆様の信頼回復に向けて懸命の努力を傾けてまいることをお誓い申し上げる次第でございます。 さて,私は市政運営の重責を担わせていただいてから今日まで,街づくりの主役は市民の皆様であるとの姿勢を基本としながら,「公正で清潔な市政」,「市民の声が生かされる市政」,「活力とやさしさのある市政」を政治信条として貫き,美しい自然と輝かしい歴史を有する郷土福井の発展を心から願いつつ,各分野にわたる施策の推進に微力ながら渾身の努力を傾注してまいったところであります。 顧みますと,経済情勢が低迷する中,厳しい行財政環境が続いたわけでございますが,議員の皆様方を初め市民各層の温かい御理解と力強い御支援,御協力を賜り,市勢の着実な発展と市民福祉の向上が図られましたことに対し,衷心より感謝申し上げる次第でございます。 今後におきましても,過去の実績と教訓を生かしつつ,市民と行政との信頼のきずなをさらに深めながら,市民一人一人が誇りと愛着を持てる活力と人間味にあふれた『生活・交流都市福井』の実現に向け,全力を尽くし,市政に寄せられた期待と信頼にこたえてまいる所存でございます。 ここに,改めて議員各位並びに市民の皆様のより一層の御支援と御協力を心からお願い申し上げる次第であります。 ところで,我が福井市は明治22年,全国39都市とともに市制が施行され,自来,多くの先人たちの不屈の努力と大いなる郷土愛によって幾多の試練を乗り越え,今まさに市制施行以来110年の歳月を数えようとしております。 この間,先賢の皆様が築いてこられた数々の偉業に対し深甚なる敬意と感謝の意を表しますとともに,この輝かしい歴史と遺産を次の世代へ引き次いでいく使命の重大さを痛感し,身の引き締まる思いでございます。 私は,この意義ある年に当たり,希望と期待に満ちた新世紀に向けて本市が進むべき道筋をしっかりと視野に入れ,先人に劣らぬ情熱と英知を結集して,後世に誇れる「ふるさと福井」をつくってまいりたいと決意を新たにしているところでございます。 さて,21世紀の幕あけを迎えようとしている今日,我が国を取り巻く社会経済環境は,新しい時代に向けて大きく変わりつつあり,これまで有効に機能してきたシステムが,さまざまな面で行き詰まりを生じております。 とりわけ,戦後,我が国の経済発展を支えてきた経済金融システムは,バブル経済の破綻や経済のグローバル化が進む中で,高コスト構造や規制緩和のおくれなど,構造的なゆがみが顕在化し,この半世紀の間に経験したことのない危機的な状況に直面しております。 加えて少子・高齢化の進展,高度情報化時代の到来,また地球規模での環境問題への関心の高まりなど,新しい時代の流れは国民の生活洋式や価値観にさまざまな影響を与えるとともに,日々新たな行政課題を生み出しておりまして,時代の要請に即応し得る柔軟かつ創造的な枠組みづくりが喫緊の課題となっているところでございます。 このような社会変化の中で,我々地方行政を取り巻く情勢も,また大きな変革期を迎えております。 特に,国と地方との新たな関係を構築しようとする地方分権の流れは,昨年11月第五次勧告が示されるなど,検討から実効の段階に進展し,地域の総合的な行政主体として住民に最も身近な存在であります市町村の果たす役割と責任は,これまで以上に重要なものとなってきております。 こうした地方分権の推進は,地方の自主性・独自性が尊重される一方で,行政能力や街づくりの真価が問われる「政策を競う時代」の始まりを意味するものであると認識しているところでございます。 したがいまして,私はこのようなときこそ,本市が一層の飛躍,発展を遂げるための分岐点であるととらえ,本市の秘めた無限の可能性を最大限に生かしつつ,時代の潮流を見定める確かな判断力を持って,今,何をなすべきか,将来,何が必要かをしっかりと見据え,そうした展望に立って迅速かつ果敢に決断し,粘り強い情熱を傾けながら,施策の実現に邁進してまいりたいと考えております。 そのためには,市民の皆様の意向が十分反映された開かれた市政を推進することはもとより,不断の行政改革への取り組みとともに,将来の行政需要に弾力的に対応し得る足腰の強い財政基盤の確立や政策形成能力の強化に努めるなど,日々の行財政運営の質的向上に向け,一層,切磋琢磨していかなければなりません。 今,本市の将来を展望いたしますとき,中心市街地の再生を初めとする特色ある都市基盤の整備や下水道などの生活基盤の充実,また地域に活力を与える産業の振興や景気対策などとともに,迫りつつある本格的な少子・高齢社会に対応した地域福祉施策の推進,地球環境問題や防災対策への取り組み,さらには教育環境の充実など,推進すべき重要課題が山積いたしております。 こうした意味からも,昨年,策定いたしました財政健全化計画は県都として,また日本海側有数の拠点都市として一層の飛躍を遂げ,真に豊かで質の高い市民生活を実現するためには,どうしても達成しなければならない命題であり,市民の皆様に率直に財政状況などをお示しし,御理解をいただく努力を重ねながら,確固たる決意を持って取り組んでまいる所存でございます。 この不透明な時代の中で,市制110周年を迎える本年は,新世紀への明るいかけ橋を築くための極めて重要な年であると考えております。 私は,これまで多くの先輩方のたび重なる災害を克服し,今日の福井市の姿を築き上げてきた「不死鳥精神」という何物にもかえがたい遺産を糧としながら,市民の皆様と街づくりの大きな夢を共有し,その実現に向けて最大限の努力を傾け,新しい時代の扉を切り開いてまいる所存でございます。 何とぞ,議員各位並びに市民の皆様の御理解と御支援を深くお願い申し上げます。 それでは平成11年度の当初予算の編成に当たりましての基本的な考え方を申し上げます。 我が国の経済は,国・地方において累次にわたる景気回復策が実施されたにもかかわらず,依然として個人消費の低迷,企業収益の低下,雇用環境の悪化が続いており,10年度の実質経済成長率も前年度に続きマイナス成長が確実になるなど,かつてない極めて厳しい状況に置かれているところでございます。 このような経済情勢のもとで決定されました国の新年度予算案は,中・長期的な財政構造改革の必要性は堅持しつつも,当面は景気動向に柔軟に対応した機動的な財政運営を行う必要があるとの観点から,「プラス成長への転換」を目標に,恒久的減税の実施や政策的経費である一般歳出を5.3%増とするなど,我が国経済を力強い回復軌道に乗せるため,景気回復を最優先とした積極型予算として編成されたところであります。 一方,地方財政運営の指針となります地方財政計画につきましては,その規模は1.6%の伸びとなっているものの,地方税収は恒久的減税の実施などにより8.3%減と,計画創設以来,最大の落ち込みになることに加え,引き続き公債費の累増が見込まれるなど,依然として逼迫した財政運営を迫られる内容となっております。 また,その一方では少子・高齢社会の進展に対応した総合的な地域福祉施策や生活関連社会資本の整備などに積極的に取り組み,個性豊かで活力にあふれた地域社会の実現を図ることが強く期待されており,このためさらなる行政改革の推進により地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムの確立が強く求められているところでございます。 以上のような国及び地方の現状を認識した上で,平成11年度当初予算の編成に当たりましては,市税などの一般財源の伸びが期待できない状況,加えて財源調整機能を果たす基金が払底するなどの本市の厳しい財政環境を念頭に置き,各種施策の優先順位について,事業効果,緊急性,重要性を十分に踏まえた上で,さらに創意と工夫を講じながら,限られた貴重な財源の効率的かつ重点的な配分に努めたところでございます。 施策の予算化におきましては,市勢発展と市民福祉の向上に向け,中期行財政計画に位置づけられた諸施策の着実な推進を基本としながら,本市の将来を見据えた都市基盤や社会資本の整備などを意欲的に展開するとともに,市民生活に密着した福祉,教育などの分野では,より一層きめ細やかな配慮を加え,質的な充実に努めるなど,可能な限り市民生活優先の視点に立ち,健全財政を基調とした活力創造型の通年予算として編成した次第であります。 この結果,平成11年度当初予算案の規模は,一般会計で793億600万円,特別会計で606億2,930万円,企業会計で271億620万円となり,その総額は1,670億4,150万円となっております。 なお,一般会計につきましては,前年度当初予算に比べ4.5%の伸びとなっておりますが,これは前年度一般会計当初予算が新規事業等の計上を極力留保した骨格的な編成であったことによるものでございます。 したがいまして,肉づけ後の6月現計予算額と比較いたしますと6.6%の減となった次第であります。 それでは以下,重要施策の大要につきまして,各予算の趣旨と概要を「第四次福井市総合計画」における7つの街づくりの基本方向に沿って,具体的に御説明申し上げたいと存じます。 最初に掲げた施策は「個性的で魅力あふれる県都の顔づくり」でございます。 初めに,県都福井の顔づくりについて申し上げます。 まず福井駅周辺土地区画整理事業につきましては,21世紀に向けて本市の発展を担う極めて重要な施策であります。 県都福井の玄関口にふさわしい活力と魅力にあふれた個性ある都市づくりを目指し,現在,仮換地の指定に向け,全力を挙げておりますが,11年度からは仮換地指定による建物等の移転に着手する予定をいたしており,引き続き積極的に推進を図りたく,17億4,900万円を計上した次第でございます。 また手寄地区の再開発事業につきましては,地元の方々の御意向を十分把握し,御理解を得る中で,より詳細な推進計画を策定いたしたく,今回500万円を措置しております。 次に福井駅付近連続立体交差事業の負担金として3億8,970万円,宝永・清川線の道路改築事業に9,500万円を計上し,県と緊密な連携のもの,早期完成を目指してまいりたいと存じます。 なお,これらの事業に係る用地買収については,一部を残すのみとなり,工事関係ではいよいよJR線の高架本体工事に着手する予定でございます。 また都市景観の向上につきましては,「福井市都市景観条例」に基づき引き続き推進を図りますとともに,電線の地中化も促進してまいります。 このほか本町通り地下駐車場につきましては,利用者の増加に向け,一層努力してまいりたいと存じます。 ところで,本市を初め地元商店街,自治会などが県に要望いたしております福井駅前線での地下駐車場の建設につきましては,県当局の御理解によりまして着実に前進が図られており,今後とも実現に向けて努力してまいりたいと存じます。 また福井,鯖江,武生の3市を中心とした連合都市圏構想“こしの都21”の推進につきましては,広域行政の必要性を踏まえる中で,多様な都市機能を分担し合いつつ,周辺地域を含めた魅力ある都市機能が整備できるよう研究を重ね,息の長い取り組みを進めてまいりたいと考えております。 次に魅力ある都心商業地の形成について申し上げます。 福井駅を中心とする都心商業地の活性化は,魅力ある県都づくりを進める上で,積極的に推進すべき緊急課題であり,本年を具体的な「県都の顔づくり元年」とするため,重点的に取り組んでまいりたいと存じます。 現在,市民の皆様の御意見を集約しながら「中心市街地活性化基本計画」の策定を急いでおりますが,今後は市街地の整備改善と商業の活性化を一体的に推進する必要があり,第三セクター方式による街づくり会社への出資金2,000万円を措置し,積極的に参加してまいります。 またこのような中で,旧「パル」店舗を利用した県外資本の進出が決定いたしましたことは,空洞化が進む都心商業地の活性化には大きな朗報でございまして,本市といたしましても前面道路のグレードアップを図るなど,相乗効果による集客力の拡大に期待を寄せているところでございます。 さらに中央1丁目地区において,「にぎわいの道づくり事業」の採択に向け,整備計画の策定を予定しておりまして,これら中心市街地整備改善事業で8,000万円を計上した次第でございます。 また歩行者の利便向上を目指し,県,市一体となって大名町交差点の再整備に取り組みたく,本市負担金2,250万円を措置しております。 次に情報通信機能の整備について申し上げます。 高度情報化時代の到来とともに,新しいメディアを活用した地域からの情報発信など,新たなコミュニティづくりが注目を集めております。 本市におきましては,いち早く光ファイバーケーブルを敷設し,市内のほぼ全域でケーブルテレビの利用が可能となり,その加入率も30%を上回っておりまして,さらに普及に努めますとともに,11年度からは行政チャンネルを本格的に放送開始するため625万円を計上し,求人情報を初め,きめ細かな市政情報や魅力ある番組を提供するなど,市民に親しんでいただけるチャンネルづくりを目指してまいりたいと考えております。 二番目に掲げた施策は,「競争力ある産業都市づくり」であります。 初めに,農林水産業の振興について申し上げます。 まず農業経営につきましては,農地の減少や後継者不足,さらには担い手の高齢化など,厳しい環境が続いております。 このような状況の中で,昨年12月,新たな農業基本法の制定に向けた農政改革大綱が示され,力強い農業構造の実現と活力ある農山村の形成が求められているところでございまして,本市におきましてもこれらの基本的方向を踏まえながら,地域の特性を生かした基本施策の策定を進めてまいりたいと存じます。 こうした観点に立って,今回の予算におきましては転作田を利用した麦,大豆の生産振興に4,500万円,水稲育苗施設における種子消毒液の処理設備の整備に1,200万円,稲作経営の低コスト化を目指した機械の導入や集落環境の整備に4,500万円を計上するとともに,米の生産調整を円滑に推進するため5,000万円の支援を措置するなど,総合的な農業振興対策の推進を図っているところでございます。 さらに過疎化,高齢化が進む中山間地域の活性化対策として2,500万円を計上し,農業生産や定住条件の整備を努めてまいります。 また高齢農業者の健康管理対策や担い手農家が安心して農業経営に専念できるよう,要介護高齢者を預かる施設として旧北部農協本所を改築して建設される介護施設に1億円の助成措置をいたしております。 園芸センターにつきましては,市民に広く親しまれる園芸振興の拠点として再整備を進めておりますが,11年度では特産物の振興を図るため,スイカや大根などの試験ハウスを設置してまいります。 一方,生産性向上の基本となる農業生産基盤整備の面から足羽川頭首工の改修事業負担金として,今回新たに9億8,999万5,000円の債務負担行為の設定をお願いいたしておりますほか,県営,団体営,市単独など各種の土地改良事業に対しましても所要の助成額を計上し,促進を図ってまいりたいと存じます。 このほかではフェニックスパークへアクセスする県営ふるさと農道の歩道整備に1,750万円の負担金を措置しております。 次に,林道整備でございますが,篠尾線の開設に4,041万円を計上し,引き続き事業の進捗を図ってまいりますほか,二枚田幹線林道におきましては大型車両が通行可能になるよう,県公安委員会と歩調を合わせながらガードレールなどの安全施設の設置に取り組み,従来から整備を進めております国見岳森林公園とあわせ,利用増大に期待を寄せているところでございます。 このほか林業経営の安定を期するため,おがこやマイタケの生産出荷施設の整備にあわせて5,600万円の助成措置を講じております。 一方,漁港整備事業では長橋漁港の改修,鮎川漁港の局部改良及び白浜漁港の整備など,総額で2億1,450万円を計上し,鋭意推進してまいります。 次に活力ある産業基盤の創設について申し上げます。 産業の振興は,都市を活性化させ,豊かで活力ある市民生活を支える基盤となるものであり,新年度におきましては「21世紀地域産業創造事業」を創設し,積極的に取り組んでまいりたいと存じます。 この事業は,9年度に開催されました日本文化デザイン会議の成果を最大限に生かし,本市産業の活性化を目指すもので,「(仮称)うららの福井夜学塾」,「地域産業フォーラム」,「女性起業家講座」などの開設経費として880万円を措置し,市民,産業界,行政が一体となって地域に根づいた特色ある産業振興策を推進してまいりたいと考えております。 次に商業の振興についてでございますが,景気回復の兆しが見えない状況の中で,個人消費も低迷を続け,経営を取り巻く環境はますます厳しさを増しております。 このため魅力ある商店街づくりや活性化に向けた商工団体の各種事業に対し,継続して支援いたしますほか,各商工会が共同で実施する「くまもと物産フェア」の出向事業や商店街の装飾灯設置に対する助成措置も講じております。 また地場産業を育成していく観点から,繊維,眼鏡などの産業振興にかかる福井ファッションフェアや国際眼鏡展示会などの開催に対しましても支援措置をいたしたところでございます。 一方,工業振興策といたしましては,今回,「新産業開発促進事業」として新たに560万円を計上いたしております。 この事業は,中小企業が持つ優秀な技術を特許権として登録することを促進するとともに,産・学連携による新技術や新商品の開発を促すものでございまして,積極的に支援してまいりたいと存じます。 また,中小企業振興資金預託事業では,14億3,912万7,000円を計上しております。 現下の経済情勢を踏まえ,中小企業育成資金の大幅な融資枠の拡大や保証料,利子補給の充実を図るとともに,昨年開設し好評を得ております特別小口資金制度を継続するなど,有効かつ適切な融資制度となるよう,拡充,強化に努めたところでございます。 さらにISO認証取得に対する融資助成制度を新設し,企業の環境や品質管理への取り組みを支援してまいります。 さて,景気の停滞が続いております現在,雇用状況につきましても好転の兆しが見えない厳しい状況にあります。 こうしたことから,国,県等関係機関との連携を図りながら,就業機会の増大に努めますとともに,新たにケーブルテレビを活用した求人情報の提供事業にも取り組んでまいります。 次に中央卸売市場におきましては,昭和49年に開設以来,本年で25周年の節目を迎えるますことから,市場への理解を深め,さらなる安定供給を目指した記念事業に助成措置を講じますとともに,2億3,000万円を計上し,水産物の共同保冷配送センターや卸売棟シャッターの整備に取り組むなど,市場機能の充実,強化に努めてまいりたいと存じます。 次に観光の振興について申し上げます。 まず本市の豊かで質の高い観光資源を最大限に生かしながら,テレビや旅行誌などを利用した,より効果的な観光PR活動を積極的に展開し,観光客の増加に努めてまいりますとともに,熊本市で開催されます「福井の物産と観光展」にも応分の助成措置をいたしております。 一方,本市を代表する観光地であります鷹巣海岸では,公衆便所の水洗化を図り,環境整備に取り組んでまいります。 ところで,鷹巣リゾート開発事業につきましては,現下の経済状況では第三セクターの誘致が困難なことから,当面は凍結することといたしておりますが,現在の国民宿舎につきましては良質の天然温泉の魅力をフルに活用した緊急リニューアル整備に9,500万円を計上し,県内外からの宿泊客の誘致に努力してまいりたいと存じます。 また競輪場につきましては,若年層や女性にも魅力ある健全な娯楽施設を目指し,収益の拡大に努めておりますが,11年度は記者席の設置工事に6,000万円,中央スタンド改修の基本設計に3,000万円を措置し,12年度の「ふるさとダービー」開催に向け,誘致活動に全力を挙げてまいります。 次に総合交通体系の確立について申し上げます。 『生活・交流都市福井』を目指す本市にとりまして,総合的な交通体系の確立は不可欠な要素であり,とりわけ電車やバスなどの公共交通の位置づけは将来的に大きな課題であります。 このため,11年度から3カ年の予定で公共交通計画を策定してまいりたく,今回300万円を措置いたしました。 策定に当たりましては,高齢化の進展や環境問題を念頭に置きながら,市民,行政,事業者などが一体となって,長期的かつ広域的な視点で取り組んでまいりたいと考えております。 また京福越前本線及び永平寺線の鉄道事業につきましては,県や沿線市町村とともに,行政支援を継続してまいりたいと存じます。 次に都市基盤の根幹をなす幹線道路の整備につきましては,新葬斎場へのアクセス道路となる中央3-18号線に10億3,900万円を計上し,国の補助制度を活用しながら,早期完成を目指してまいりますほか,南部1-14号線の整備事業には1億円を措置いたしております。 さらに都市計画道路の整備では,花堂線立体交差事業に6億円を措置し,12年度の完成に向けて着実に推進を図ってまいりたいと存じます。 さて,北陸新幹線につきましては,昨年,長野─上越間が着工の運びとなり,いよいよ日本海側へ延伸されることになり,国の新年度予算案におきましても事業費の大幅な増額が盛り込まれたところであります。 加えて,未着工区間の整備や新たな財源措置を含めた新基本スキームづくりが動き出すなど,11年度におきましては,これまでにも増して大きな前進が見られるものと期待をいたしているところでございます。 今後とも,本市に一日も早く建設のつち音が聞こえますよう,県及び関係市町村と連携を密にし,国などの関係機関に強く働きかけてまいる所存でございます。 また福井駅整備事業につきましては,進捗中の連続立体交差事業土地区画整理事業と整合性を持った整備が必要なことから,国,県,JRなど,関係機関と緊密な連携を図りながら,地元の受け皿づくりに全力で取り組んでまいりたいと存じます。 次に国際・国内交流の推進について申し上げます。 本年はフラトン市,杭州市と姉妹・友好都市の提携を結んでから10年,また熊本市と姉妹都市を提携して以来,5年目を迎えるわけでございます。 この間,ニューブランズウィック市を含め,各界各層の広範にわたる相互交流が行われ,日常的で身近な市民レベルでの交流が定着いたしましたことは,大変喜ばしい限りでございます。 11年度におきましても3都市へ市民訪問団を派遣するなど,文化,産業,芸術,スポーツなど多くの分野で交流,協力の輪を広げながら,さらなる友好関係を深めてまいりたいと存じます。 さらに平成8年度に設立以来,民間レベルで積極的な活動を展開されている福井市国際交流協会に対しましても,今後とも事業運営が円滑に進むよう配慮したところでございます。 三番目に掲げた施策は,「健康でやすらぎのある長寿・福祉のまちづくり」であります。 初めに,保健・福祉体制の強化について申し上げます。 まず高齢者の保健施策といたしまして,現在すかっとランド九頭竜や保健センターを拠点に,機能訓練事業を実施しておりますが,新年度からは地域の方々が参加しやすいよう,地区公民館を利用した地域参加型事業を追加いたしたく172万円を新規計上した次第でございます。 この事業によりまして,家庭に閉じこもりがちな高齢者の方々の社会参加や身体的機能の低下予防にきめ細かく対応してまいりたいと考えております。 さらに健康な仲間づくり事業,ふれあい銭湯デイ事業につきましても実施地区を拡大するなど,充実に努めてまいります。 また母子保健や健康診査事業におきましては,三種混合の接種年齢を引き下げるほか,レントゲン車の購入補助を措置し,効果的な予防対策に意を配しております。 さて,長年の懸案でありました新葬斎場の建設につきましては,現在,順調に進捗しており,これも議員各位を初め多数の関係者の御理解と御尽力のたまものでありまして,ここに厚くお礼を申し上げる次第でございます。 今回は,建築工事や外構工事などで8億6,050万円を計上し,本年10月の供用開始に向け鋭意建設を進めてまいりますとともに,市民の利便性に配慮した近代的で格調高い施設として,直営と委託による効率的な体制のもと,管理運営には万全を期してまいりたいと考えております。 また地域医療の基盤をなす国民健康保険事業につきましては,加入者の高齢化,医療技術の高度化などにより医療費が年々増加する一方,景気低迷などによる低所得者の増加により,国保財政が脆弱化し,不安定な事業運営を余儀なくされているのが実情であります。 今後とも,医療費の適正化や保険税の収納率の向上に努め,健全な事業運営と事業内容の充実に一層努力してまいりたいと存じます。 国民年金事業につきましても,引き続き年金制度に対する理解と加入促進に取り組み,円滑な事業運営を図ってまいります。 一方,労政資金の預託事業では,今回9億2,900万円を措置し,融資枠の拡大を図るなど,勤労者の生活安定と福祉の増進に意を配したところでございます。 また勤労婦人センターが設立20周年を迎えますので,記念事業を支援いたしますほか,勤労青少年ホームとともに,さらに講座内容の充実や施設の整備に取り組んでまいりたいと存じます。 次に高齢者福祉の充実について申し上げます。 今日の高齢社会において,高齢者の方々が健康で安心して暮らせる社会の実現を目指して,家庭,地域社会,行政が相互に役割を分担し合い,連携を図りながら,最大限の取り組みを進めてまいりたいと存じます。 まず在宅福祉の充実を図るため,緊急通報装置の設置計画を早め,11年度で完了するよう増額措置を講じますとともに,赤外線センサーの設置費も増額するなど,意を配したところでございます。 さらにホームヘルプ事業,デイサービス事業,ショートステイ事業を中心に,在宅の方への質の高いサービス提供に引き続き力を注いでまいります。 また地域福祉の活動拠点として,特別養護老人ホームの整備に6,000万円の支援措置を講じ,入所施設の一段の充実を図ったところでございます。 このほか高齢者の健康増進や生きがいの高揚を図る目的で,10月に県内全域で開催されます「第12回全国健康福祉祭ふくい大会(ねんりんピック’99福井)」の福井市開催分として3,800万円を措置し,積極的に支援してまいります。 さて,いよいよ来年4月から介護保険制度がスタートいたします。 この制度は,超高齢化社会の到来を視野に入れながら,自己責任の原則と相互扶助の精神に基づき,保健・医療・福祉が総合的に連携しながら,真に必要な介護サービスを総合的かつ一体的に提供するものでございます。 11年度におきましては,事業計画の策定や要介護認定作業,市民への広報活動など,合わせて1億1,429万円を計上し,介護保険制度の円滑な導入に向け,鋭意準備を進め,万全を期してまいりたいと存じます。 このほかすかっとランド九頭竜につきましては,高齢者の生きがい対策の拠点施設として送迎バスの運行など,きめ細かなサービスの提供に努めるとともに一層の利用促進に取り組み,さらにシルバー人材センターの運営にも温かい支援を続けてまいりたいと存じます。 また歩道の段差解消などのバリアフリー化に5,000万円を措置し,高齢者や障害者の方々に配慮した街づくりを進めてまいります。 次に心身障害者福祉の推進について申し上げます。 まず県内では,初の取り組みとなります障害者生活支援センターの設置費750万円を計上しております。 これは社会福祉協議会と連携のもと,総合的な相談窓口の設置や障害者自身が相談員となるピアカウンセラーの派遣などを行うもので,障害者の自立と社会参加を促進し,充実した日常生活が送られるよう支援してまいります。 さらに対応窓口への手話通訳の常設,市政広報の音訳テープによる提供,ケーブルテレビを利用した新聞の音声サービスなど,障害者社会参加促進事業として566万3,000円を措置し,実態に即したきめ細かな施策を展開してまいりたいと存じます。 四番目に掲げた施策は,「安心して生活できる災害に強いまちづくり」であります。 初めに,防災対策の推進について申し上げます。 都市の利便性や快適性は,市民生活に安心,安全が確保されてこそ,初めて意味を持つものであり,このため不慮の災害に備えるための防災対策の推進につきましては,行政の基本であると深く認識しております。 そのため,まず地震防災アセスメント調査費1,000万円を計上しております。 これは昨年,福井震災50周年記念事業の成果を踏まえ,精度の高い調査基準により,地震発生時における地域ごとの危険度の事前掌握及び被害想定調査を実施し,実情に即した総合的な防災体制の確立を目指すものでございまして,2年計画で実施する予定でございます。 また災害時の避難場所である小・中学校,公民館につきまして,11年度から建物の耐震診断を計画的に進めてまいりたいと存じます。 今回は,小・中学校6校,公民館で4館を予定し,総額3,412万3,000円を見込んでいるところでございます。 さらに災害時の飲料水確保のため,耐震型の非常用貯水装置の設置事業にも引き続き取り組みたく,2,400万円を計上しております。 このほか自主防災組織の育成や防災訓練などにも力を注ぎ,市民の防災に対する啓発に努め,市民,行政,防災関係機関が一体となって,21世紀に向けた防災安全都市を目指してまいりたいと存じます。 ところで,来る平成12年度は,九頭竜川の河川改修事業が始まって以来,100年目を迎えることになります。こうしたことから,出水時においては,水防活動の拠点として,また災害時には支援,復旧活動の前線基地として,さらに各種訓練施設や防災教育機能なども兼ね備えた「(仮称)防災ステーション」を,国の補助制度を最大限に活用しながら事業推進を図りたく,12年度の完成を目指し,今回3億4,000万円の継続費設定と11年度分として1億7,000万円をお願いいたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 また消防・救急体制の充実といたしましては,屈折はしご車の整備や耐震性の貯水槽の設置を推進いたしますほか,新たに消防本部への緊急ファックス設置費43万円を計上し,聴覚障害者の方の安全確保に配慮したところでございます。 一方,河川防災行政の推進につきましては,水害から市民の生命や財産を守り,安心して暮らせる街づくりを目指し,今回の予算におきましては馬渡川の整備に2億1,000万円,印田川の改修に3,000万円を計上し,引き続き推進いたしますほか,市内各所の河川や水路の整備費に1億6,000万円を措置したところでございます。 また除雪対策や急傾斜地崩壊対策につきましても万全の措置を講じ,市民生活の安心と安全の確保に努めてまいります。 さらにガスや水道のライフラインにつきましても,老朽管の敷設替えに取り組みますとともに,ガス事業ではマイコンメーターの設置を進めてまいりたいと存じます。 次に交通安全の確保について申し上げます。 今日の車社会の中で,交通事故を未然に防止するには市民の交通安全への意識を高めていくことが大切であります。 このため人命尊重を基本理念に交通安全思想の普及に努めますとともに,交通安全教室など,あらゆる機会を通して幅広い交通安全運動を展開してまいりたいと存じます。 また交通災害共済事業につきましても,啓蒙活動と加入促進に向け,今後とも努力してまいります。 一方,交通安全施設の面におきましては,道路反射鏡や防護さくなどの整備を進め,実情に即した効果的な対策を講じてまいります。 さらに福井駅周辺における放置自転車対策や違法駐車防止にも引き続き取り組み,歩行者の安全確保や都市景観の向上に努めてまいりたいと存じます。 五番目に掲げた施策は,「健やかな子どもを育てる環境づくり」であります。 初めに,児童福祉の充実について申し上げます。 共働き世帯の増加や少子化,核家族化の進展のもとで,児童を取り巻く環境は大きく変化しており,女性の社会参加を促進する面からも,安心して子育てができる環境づくりが不可欠であります。 本市の保育行政につきましては,これまでも子供たちの健やかな成長を願いつつ,鋭意取り組んでまいりましたが,今後におきましても「不死鳥エンゼルプラン」に沿いながら,保育内容や施設機能のより一層の充実に努め,多様化する保育ニーズに的確にこたえてまいりたいと存じます。 また公立保育所につきましては,長期的,総合的な視点に立って,定員の見直しなどに取り組み,効率的な運営を目指してまいります。 なお,今回,保育料の改定をお願いいたしておりますが,保護者負担の軽減に配慮し,必要最小限の引き上げにとどめておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 一方,児童館につきましては,現在16館を整備してきておりますが,11年度は麻生津地区での改修整備費として2,300万円の計上でございます。 このほか放課後児童会の開所時間を夏休み等の期間は1時間,その他の時期は30分間延長するため150万円を措置し,保護者の方々の御要望にこたえてまいりたいと存じます。 次に学校教育の推進について申し上げます。 次代を担う子供たちが,心身ともに健やかに成長できる環境づくりに力を注いでまいります。 まず学校施設でございますが,今回,校庭整備につきましては3校分6,000万円と予算増額を図り,日新小学校,六条小学校,足羽第一中学校の整備促進に取り組んでまいりたいと存じます。 さらに岡保小学校プールの移転整備に6,000万円を措置するとともに,施設全般にわたる維持管理にも十分配慮いたしているところでございます。 また地元関係者の方々の御理解を賜り,本年4月から廃校といたします河合小学校中角分校の跡地につきましては,1,300万円を計上し,児童公園として整備してまいります。 なお,小・中学校の統廃合や移転など,事業計画につきましては昨年,見直しを図ったところでございますが,今後の建設に当たりましては,関係各位と十分協議を重ねながら進めてまいりたいと存じますので,御理解と御協力をお願い申し上げます。 一方,学校教育の分野でございますが,昨年12月に国から示された新学習指導要領によりますと,14年度から総合的な学習の時間が新設され,今後,これらに対応するためにはさまざまな自然体験や社会体験の実践が求められております。 このため,本市では地域の人から技術の習得や貴重な体験談をもとに御指導いただきたく,事業として「生かそう!社会の知恵ぶくろ推進事業」に積極的に取り組みたく,384万円を新規計上した次第でございます。 また今日的な緊急課題であります不登校問題につきましては,チャレンジ教室,学習支援事業,心の教室相談員など,これまでの事業を継続し,着実に成果を上げてまいりたいと考えております。 さらに中学校におけるコンピューターの増設や小・中学校へのインターネット導入を引き続き推進いたしますほか,学校放送設備機器の整備や学校図書の充実にも意を配したところでございます。 このほかスポーツを通じて心身ともに健康な生徒を育成し,あわせて相互の親睦を深める目的で,8月に開催されます「全国中学校体育大会」に800万円の助成措置をいたしております。 また学校給食につきましては,児童・生徒に安全でおいしい給食を提供するため,給食内容の充実に最大限の配慮をいたしますとともに,学校や給食センターの調理機器の更新や衛生管理などにも適切な措置を講じたところでございます。 さて,青少年の健全育成につきましては,近年青少年の意識や取り巻く環境が大きく変化していることから,21世紀を担う青少年が特性ある理想的な生き方ができるよう,望ましい青少年像を求め幅広い視点に立った青少年育成計画の策定に取り組んでまいりたいと存じます。 次にスポーツの振興について申し上げます。 地域のスポーツ活動の拠点となる地域体育館の整備事業につきましては,(仮称)南体育館建設予定地の地質調査や東体育館の屋外施設の整備を進めてまいります。 また老朽化したスポーツ施設への対応策といたしまして,福井市体育館,三秀プールの改修に取り組みますほか,地域スポーツ活動の促進を図るため,学校体育館の開放を2校追加する予定でございます。 さらに本市のスポーツ振興に貢献しております福井市体育協会が創立50周年を迎えることから,記念事業開催に300万円の助成措置を講じましたほか,姉妹・友好都市を招待して行われます「北陸女子駅伝大会」にも応分の支援をしてまいりたいと存じます。 ところで,総合運動公園整備事業につきましては,昨年事業計画や事業年度の見直しを行ったところでございますが,今後,建設計画の策定に当たりましても,地元の皆様の御理解,御協力をいただく中で,財政状況などを勘案しながら慎重に進めてまいりたいと考えております。 そこで,11年度では本格的な施設が完成するまでの間,暫定的に利用できるよう敷地の造成を進め,サッカー・ラグビー場として広く市民の方々に利用していただきたいと計画いたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 次に男女共生社会の形成について申し上げます。 本市におきましては,昨年,「男女共同参画都市を宣言し,男女がともに社会のあらゆる分野で平等な立場で参画する男女共生社会の形成を目指しているところでございます。 こうしたことを踏まえ,新年度では各公民館単位に男女共生推進員を設置するなど,男女共生推進地域会議設置事業として300万円を措置し,地域社会における実践的な取り組みを進めてまいりたいと存じます。 さらにニューブランズウィック市の女性団体が本市にお見えになる予定でございますので,研修会や交換会など国際的な交流を通して,男女共生推進に向けての成果が期待されるところでございます。 また女性自身の自己開発や企画能力の向上を通じ,審議会,委員会での女性登用率を30%にすることについて,実現を図りたいと考えております。 六番目に掲げた施策は,「自然と共生する快適環境都市づくり」であります。 初めに,環境問題への取り組みについて申し上げます。 近年,大気汚染や騒音から地球の温暖化,オゾン層の破壊に至るまで,環境問題は広範で多岐にわたっており,市民生活や生産活動において環境の視点なしでは考えられない時代となってきております。 このため,本年を「環境元年」と位置づけた上で,自然と調和した安らぎと潤いに満ちた市民生活を実現するため,環境に優しい資源循環型社会を目指した施策を積極的に推進してまいりたいと考えております。 まず今回,本市の環境施策の基本となります「福井市環境基本条例」の制定を第17号議案で御提案いたしておりますが,さらに11年度からは各種施策を総合的かつ計画的に推進していくため,環境基本計画の策定に着手する予定でございまして,今回,初年度分として800万円を計上した次第でございます。 策定に当たりましては,基本条例同様,市民各層の御意見を十分に反映させながら,12年度完成を目途に進めてまいりたいと存じます。 さらに行政みずからが,環境負荷の低減に向けた先導的な役割を果たすため,環境管理の国際規格「ISO14001」の認証取得経費として599万8,000円を措置するとともに,低公害車の導入につきましても予算措置を講じております。 また行政改革への取り組みといたしまして,ごみ収集業務のより効率的な運用を目指し,収集区域の再編成や資源ごみの再選別業務などの見直しを図り,民間委託の拡大を進めてまいりたいと存じます。 このほかリサイクルへの取り組みをより確かなものとするため,資源ごみの収集を冬期間の1,2月にも実施することとし,900万円を計上しております。 一方,クリーンセンターにおきましては,14年度までにダイオキシンの数値を法令で義務づけられた基準値以下にするため,総事業費30億5,000万円を見込み,4年間の継続費設定をお願いいたしておりまして,11年度は8億円を計上した次第でございます。 次に快適環境の形成について申し上げます。 市民に心の安らぎと潤いを与えてくれる快適で安全な都市環境の確保は,都市づくりを進める上で重要な視点の一つであり,積極的に取り組んでまいります。 まず水辺空間環境整備事業として,明新河川公園の整備に1,000万円を計上し,また本年14回目となります「海の祭典」が,本市を初め県内各地で開催されますので,負担金1495万9,000円を措置しております。 また公園整備事業では,市民に広く親しまれております足羽山公園の園路整備などに4,000万円を計上し,促進を図るとともに,市内の各種公園の維持管理にも力を注いでまいります。 一方,市民生活の安定と経済活動を支えるための基幹施設であります道路,橋梁整備には,総額で8億2,000万円を計上いたしております。 市道の舗装率は9年度末で95.9%に達し,類似都市の中では高水準に位置づけられております。 今後も老朽化に伴う舗装整備や自由勾配側溝の敷設を重点に,拡幅などの改良にも取り組みますとともに,歩道の段差解消を図るバリアフリー化につきましても,今後とも積極的に推進してまいりたいと存じます。 また橋梁の整備では,県施行の河川改修に伴う山室橋,鷲塚橋の架け替えを進めてまいります。 続いて,健全な市街地の形成と安全で快適な環境の向上を目指し整備を図っております土地区画整理事業につきましては,北部第七地区,森田北東部地区,市場周辺地区で,引き続き促進に努めてまいりますほか,南部第七地区では早期の完工を目指してまいります。 これらの事業には,総額で21億4,816万2,000円を計上しております。 次に住環境の整備について申し上げます。 まず都市ガスの供給につきましては,開発地区,板垣地区などにガス導管を敷設し,順次,拡張を図るなど,需要開発を進めますとともに,熱量変更の実施に備え,天然ガス発生設備建設の地質調査や職員派遣研修などに取り組み,安全で安定した供給に努めてまいります。 これらに要する経費として6億8,064万6,000円を措置しております。 さらに上水道の整備につきましては,第六次拡張事業の五年次として,引き続き取水・浄水施設の拡充,配水管の整備,国見簡易水道の統合に向けた取り組みなどを推進し,良質で安全な水道水の安定供給を図ってまいります。 これらの事業費としては,23億3,460万円を計上しております。 一方,下水道整備事業につきましては,総額で61億596万4,000円を投入し,市民生活に直結した社会資本整備の根幹的事業として着実に推進を図ってまいります。 11年度にも,引き続き日野川浄化センターの増設工事を急ぎますほか,境浄化センター乾徳ポンプ場の改修工事にも重点的に取り組んでまいります。 また市街地周辺部の管渠敷設,中心部の管渠改修を進めますとともに,浸水対策といたしまして,引き続き舞屋ポンプ場の整備に取り組みますほか,新たに千成寺川の雨水対策にも着手してまいりたいと存じます。 さらに特定環境保全公共下水道事業では,昨年,一部供用開始をいたしました鷹巣,国見地区では引き続き管渠敷設を進め,また川西,大安寺地区では処理場や幹線管渠の設計を実施してまいります。 なお,境浄化センターポンプ場管理センターにおきましては,効率的な管理運営を目指し,12年4月から監視業務などの民間委託を予定しており,今回,適切に業務継続が図られるよう,債務負担行為の設定をお願いいたしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。 続いて,農業集落排水事業では,今回5億1,990万円を計上し,酒生東部地区,岡保南部地区酒生西部地区の3地区において,着実な事業の推進を図ってまいりたいと存じます。 なお,市営住宅の建設につきましては,10年度で福団地6号棟の建て替えが完了いたしましたことから,今後は高齢化を視野に入れながら,長期的展望で進めてまいりたいと考えております。 次に消費生活の安定と向上について申し上げます。 近年,生活様式や市民意識がさまざまな形で多様化する中で,消費生活におきましては自己責任のもと,主体的に行動することが求められております。 こうしたことから,みずから考え,行動できる賢い消費者づくりを目指し,消費者祭りの開催などによる啓発活動,消費者教室や相談業務の充実,消費者団体の育成など,積極的な取り組みを進めてまいりたいと存じます。 七番目に掲げた施策は,「歴史と文化がみえるまちづくり」でございます。 初めに,生涯学習の推進について申し上げます。 まず市民の生涯を通じた学習活動の拠点施設であります公民館につきましては,社北公民館の増改修事業に1億3,500万円を計上しております。 また福井市図書館とみどり図書館におきましては,利用者の広範なニーズにこたえるため,図書購入費の増額を図り,サービス向上に努めているところでございます。 さらに映像文化センターにつきましては,情報化時代に対応できるよう,パソコンやビデオなどの情報機器のグレードアップを図り,市民の学習意欲にこたえてまいります。 このほか現代美術と映像メディアをテーマとして,国内外で高い評価を受けております「第8回ふくいビエンナーレ」に助成措置を講じ,特色ある地域文化の振興と本市のイメージアップにつなげてまいりたいと存じます。次に文化の高揚について申し上げます。 まず11年度から「福井の自画像づくり事業」に取り組んでまいります。 この事業は,本市の誇りとなる歴史や文化遺産を掘り起こし,市民参加により制作した記録映画を広く活用しながら,本市の文化を全国的に発信し,イメージアップを図るものでございます。 今回は「橘曙覧」と「笏谷石」の制作費に広報啓発事業を合わせて2,330万円を計上しておりますが,今後は観光面での取り組みも含めた幅広い内容に拡充し,積極的に推進してまいりたいと考えております。 また本年で開館3年目を迎えます美術館につきましては,本市ゆかりの彫刻家,高田博厚を紹介する常設展に加え,「サンフランシスコ近代美術館展」,「高村光太郎の彫刻と智恵子の紙絵展」,「小さな小さな展覧会」などに3,000万円を計上し,すぐれた美術作品を鑑賞していただく企画展事業をさらに充実させてまいりたいと存じます。 このほか中国秦・漢時代の歴史的価値の高い彫塑作品を展示公開する「秦の始皇帝と兵馬俑展」に150万円,また著名な文化人との交流を通して,地域の風土や歴史を考える「日本ペンクラブ2000年福井大会」の開催に257万5,000円の助成措置を講じ,文化活動の振興に意を配したところでございます。 さらに設備,機能の低下したフェニックスプラザ大ホールの改修に9,800万円を措置いたしますとともに,文化会館におきましても施設改修に取り組み,市民の文化,芸術活動の拠点として,管理運営体制の充実に努めてまいりたいと存じます。 さて,平成6年度から4年間取り組んでまいりましたうらがまちづくり推進事業につきましては,各地区で個性と創意にあふれた事業が展開される中で,それぞれの地域の特性を生かした自主的かつ主体的なまちづくりの機運が高まりつつあることは,まことに心強く感じているところでございます。 本年は,この事業の集大成として,その成果を披露する「うらがまちづくり市民の祭典」を,市民みずからの手づくりによる市民総参加のもと,開催いたしたく,4,500万円を計上した次第であります。 折しも,本年は市制110周年の節目の年であり,21世紀に向けて,福井のまちづくりの新たな心の出発点としてとらえ,今後,まちづくりを考える意義深いものにしてまいりたいと存じます。 さらにこうした機運を醸成し,未来へつなげるため,うらがまちづくり支援事業を継続し,各地区における主体的な取り組みへの一助にしたいと考えております。 次に歴史的町並みの整備について申し上げます。 まず愛宕坂に建設を進めております(仮称)橘曙覧記念文学館には,建設費や展示事業で2億7,127万7,000円を計上し,来年春の開館を目指しているところでございます。 また昨年,篤志家から寄贈をいただきました愛宕坂茶道美術館につきましては,茶道文化の振興に寄与するものと期待いたしておりまして,本年春ごろのオープンに向け準備を進めてまいりたいと存じます。 さらに両館の建設にあわせて,愛宕坂と坂下広場の整備に4,000万円を措置いたしましたほか,大正末期に建設された旧足羽揚水ポンプ場の保存工事も継続して取り組んでまいります。 なお,これらの施設は足羽山の玄関口に位置しており,歴史のみちの拠点として,調和のとれた一体感のある整備を推進してまいりたいと考えております。 一方,ソフト的な事業では,これまで民間レベルで実施されておりました平成独楽吟募集事業を歴史のみえるまちづくり協会への委託事業として継続し,郷土の生んだ歌人,橘曙覧の顕彰を推進いたしますとともに,協会が実施する各種事業に対しまして積極的に支援し,市民と行政が手を携えた取り組みを進めてまいりたいと存じます。 このほか養浩館におきましては,東側道路の電線地中化に9,500万円を配し,歴史的町並みの向上に努めますほか,一乗谷朝倉氏遺跡の復元町並みに見学者の利便を図るため,北門の設置を計画いたしております。 最後に,行財政の運営に関し,何点か申し上げたいと存じます。 行政改革につきましては,10年度に改定いたしました第二次福井市行政改革実施計画に基づき,議員各位並びに市民の皆様のよき御指導,御提言をいただきながら,着実に推進を図っているところでございます。 とりわけ,改革の大きな柱であります財政の健全化につきましては,冒頭で申し上げましたとおり,11年度予算編成の最優先課題として取り組み,“歳入に見合った歳出”の基本原則に沿い,財政健全化への第一歩が踏み出せたものと確信いたしております。 さらに財源の効率的,重点的な配分という観点から,事業別予算システムのより有効な活用を図るため,今後,事業評価の基準などを十分に検討し,12年度からは事業評価システムの試行に入る予定でございます。 またこうした取り組みを進める中でも,多様化する市民ニーズの的確な把握に努めるとともに,常に市民の視点に立つ姿勢を堅持しながら,その優先順位を明確にし,適切にその選択と実現を図ることが肝要であると考えております。 次に職員の能力開発の推進につきましては,人材育成方針に基づき,地方分権にふさわしい職員の育成を目指しますとともに,CI戦略活動による職員の意識改革も進めながら,具体的な人材育成実施計画を策定してまいりたいと存じます。 また情報処理システムの高度化を視野に入れ,電子メール,文書の電子化など,将来の行政運営の効率化を目指した取り組みとして庁内LANの整備や職員に対するパソコンなどのOA研修を推進してまいります。 さらに開かれた市政の実現を図るため,9年度からスタートしました情報公開制度につきましては,年々利用件数がふえております。 今後とも市政への理解と信頼をより一層深められるよう,制度の利用促進に努めてまいる所存でございます。 以上,まことに概括的ながら平成11年度を迎えましての主要な施策につきまして申し上げてまいりましたが,これらに充当いたします財源につきましては,若干御説明申し上げ,御理解を賜りたいと存じます。 まず一般会計でございますが,歳入の大宗を占めます市税につきましては,現下の経済情勢や税制改正による影響を考慮する中で,適正な収入の見積もりを行った結果,当初予算では447億4,500万円を計上した次第でございます。 なお,税制改正の影響による本市の減収額は20億円余りを見込んでおりますが,これの補てんにつきましては創設された地方特例交付金で15億100万円,減税補てん債で5億5,000万円を措置しております。 次に地方譲与税,利子割交付金,普通交付税等の一般財源につきましては,10年度の収入状況などを基礎に十分精査し,計上した次第でございます。 国県支出金につきましては,それぞれの事業に見合った額を精査した結果,国庫支出金で70億3,884万4,000円,県支出金で34億5,782万7,000円の計上となっております。 また市債につきましては,将来の財政負担を軽減する観点から,通常事業に充当する額は公債費の元金償還額以下の35億4,680万円に抑制し,減税補てん債と合わせて,総額で40億9,680万円を計上いたしております。 次に各特別会計及び企業会計につきましては,独立採算を前提にして,事業収入,国県支出金,繰入金,市債など,それぞれの会計の事業内容や実績等を勘案の上,計上した次第でございます。 以上,平成11年度の市政運営に対する基本方針と提出いたしました予算議案につきまして,その概要を御説明申し上げました。 21世紀まで残すところ2年となった今日,時代の大きなうねりの中で,大変厳しい社会経済情勢に直面しております。 今後の市政運営におきましても,これまでにも増して困難なかじ取りを迫られるものと思いますが,市民の皆様から託された夢や希望を心に刻みながら,一つ一つの施策を着実に,かつ勇気と決断を持って推進してまいりたいと考えております。 私は,市制110周年に当たる記念すべき年を迎えて,新たな気概と自覚のもと,いま一度,私ども行政に携わる者,全員が,全体の奉仕者であることを肝に銘じ,先輩諸賢のとうとい遺産とすぐれた自然や歴史を礎として,将来にわたる本市の発展と市民の幸せのために持てる力のすべてを傾注しながら,市政運営に取り組んでまいる所存でございます。 重ねて議員各位並びに市民の皆様の温かい御理解と変わぬ御支援を心からお願い申し上げる次第でございます。 なお,この議案につきましては,それぞれ提案理由の記載に基づきまして御提案いたしております。 細部につきましては,いずれも一般質問あるいは各委員会での御審議等におきまして,詳細に御説明を申し上げたいと存じます。 何とぞ慎重に御審議の上,妥当な御議決を賜りますよう,よろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(伊東敏宏君) ただいま説明がありました平成11年度各会計予算及び条例等の総括説明に対して,一般質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結いたします。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に日程32及び日程33を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局に朗読いたさせます。 (事務局朗読)日程32 歳入特別委員会の設置並びに付託について日程33 歳入特別委員会委員の選任について ○議長(伊東敏宏君) まず歳入特別委員会の設置並びに付託についてお諮りをいたします。 先ほど上程いたしました第1号議案 平成11年度福井市一般会計予算第1条中,歳入につきましては13名をもって構成する歳入特別委員会を設置し,これに付託の上,御審議願うことにしたいと存じますが,御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。 次に歳入特別委員会委員の選任についてお諮りをいたします。 ただいま設置されました歳入特別委員会委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 それでは指名いたします。4番 早川 朱美君  6番 木村 市助君9番 田中 繁利君  11番 宮崎 利道君14番 近藤 高昭君  17番 皆川 修一君18番 浦井美惠子君  19番 松宮 秀彦君26番 松井乙右衛門君 30番 西村 高治君33番 石川 道広君  35番 松山 俊弘君38番 伊東 敏宏 以上,13名の諸君をもって歳入特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決定いたしました。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に,日程34ないし日程46を会議規則第35条の規定により一括議題といたします。 事務局朗読は省略いたします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 酒井哲夫君 登壇) ◎市長(酒井哲夫君) ただいま上程されました補正予算案の提案理由について御説明申し上げます。 今回の補正予算は,諸般の事情から緊急に予算化する必要の生じました事業など,また今年度の事務事業がほとんど確定したことに伴います県営事業負担金を初めとする諸事務事業の追加更正と国の国庫債務負担行為設定に伴います補助事業の追加分につきまして補正を行うものでございます。 それでは第97号議案平成10年度一般会計補正予算につきまして御説明申し上げます。 今回は,歳入歳出予算の補正,継続費の補正,繰越明許費及び債務負担行為の設定並びに地方債の補正であります。 まず歳入歳出予算におきましては,既定の予算額に歳入歳出それぞれ9億6,089万6,000円を追加いたしまして,予算の総額を881億1,455万9,000円といたすものでございます。 以下,概要につきましては歳出予算から款ごとに御説明申し上げます。 まず第2款総務費でございますが,退職手当の追加分として4億168万3,000円を計上するものでございます。 また固定資産現況調査図作成業務につきましては,事業費が確定したことに伴いまして2,512万5,000円を減額いたすものであります。 次に第3款の民生費につきましては,重度心身障害者及び乳幼児に係る医療費の助成といたしまして1億700万円を追加計上いたすものでございます。 また介護保険電算システム共同開発費負担金といたしまして7,751万6,000円を計上いたす次第であります。 さらに3歳未満の措置児童数の増加,あるいは障害児保育を実施する私立保育所の増加等の理由により保育委託料及び運営補助金で4,600万円追加計上いたすものでございます。 第4款衛生費につきましては,公衆浴場設備整備に係る補助といたしまして400万円を,また笹岡ごみ処理施設の建設負担金の追加分といたしまして1,061万4,000円をそれぞれ計上いたす次第でございます。 次に第5款の労働費でございますが,雇用奨励金といたしまして795万3,000円を,また未組織の勤労者への融資につきまして,その保証料の負担金といたしまして238万9,000円を追加計上するものでございます。 第6款の農林水産業費につきましては,水稲の生産調整に伴う転作の促進,あるいは転作作物の品質等の改善のために6,839万1,000円を計上いたしてございます。 また農地の集積事業に対する補助金といたしまして460万8,000円,県営土地改良事業の負担金といたしまして4,160万9,000円をお願いいたすものでございます。 次に第7款の商工費につきまして申し上げます。 まず商店街の環境整備事業といたしまして駅前商店街振興組合のアーケード建設に伴います補助金4,709万2,000円を計上いたしてございます。 また昨年来,実施いたしております中小企業の融資制度の拡充,あるいは経済情勢を反映し,融資の増加に伴いますところの保証料及び利子補給金を1,536万4,000円を追加計上するものでございます。 このほか国民宿舎特別会計への繰出金といたしまして2,300万円を計上いたしております。 第8款の土木費につきましては,都市景観形成助成金交付要綱に基づきます助成金500万円を計上いたしました。 また道路,河川,福井駅付近連続立体交差事業及び街路等の県営事業負担金の追加分といたしまして1億2,549万8,000円を計上いたすものであります。 さらに地方バス路線の運航維持費に対する補助といたしまして3,286万5,000円をお願いいたすものでございます。 このほか除雪対策費といたしましては6,383万9,000円を計上いたしました。 一方,減額をお願いするものといたしましては,(仮称)橘曙覧記念文学館建設の事業費が確定いたしましたことに伴いまして2,296万円を,また市道北部1─349号線につきましては7,900万円を,それぞれお願いいたす次第でございます。 次に第9款の消防費につきましては,事業費の確定に伴い,福井地区消防組合の負担金につきまして776万7,000円を追加計上いたすものであります。 第10款教育費につきましては,私立幼稚園就園奨励補助金を国における制度の改正に伴いまして929万6,000円の追加をお願いいたすものでございます。 次に第11款の災害復旧費について申し上げます。 昨年7月の梅雨前線豪雨,さらに加えまして台風7号によります農業施設災害復旧につきまして,国の補助事業の確定に伴い,その復旧を急ぐものでありまして,9,000万円をお願いいたすものでございます。 第12款の公債費につきましては,1億1,746万3,000円を,また第15款の前年度繰上充用金につきましても2,818万円を,それぞれ減額計上いたすものでございます。 以上が今回の歳出予算の概要でございますが,これに対応いたします歳入予算の補正といたしまして,市税で1億2,506万2,000円,地方交付税で1億916万2,000円,分担金及び負担金で1,200万円,国庫支出金で2,799万3,000円,県支出金で2億3,010万1,000円,諸収入で4億3,146万2,000円,市債で3,290万円を追加計上いたす一方,寄附金で778万4,000円を減額するものでございます。 次は第2表 継続費の補正でございますが,固定資産現況調査図作成業務委託料,(仮称)橘曙覧記念文学館建設事業及び新葬斎場建設事業の事業費が確定いたしたことによりまして,それぞれ年割額を変更するものでございます。 次に第3表 繰越明許費の設定でございますが,農林水産業費関係で2件,商工費関係で1件,土木費関係で6件,教育費関係で2件,災害復旧費関係で4件の合わせて15件で,総額にいたしまして32億8,825万円を,いずれもやむなき理由によりまして繰り越しいたすものでございます。 次に第4表 債務負担行為の補正でございますが,国庫債務負担行為等に伴いますものでございまして,6億7,100万円を追加するものでございます。 次に第5表 地方債の補正でございますが,変更といたしまして県営事業負担金及び災害復旧費の追加及び道路整備につきまして,事業費の減額に伴い起債の限度額に総額3,290万円の追加をお願いいたすものでございます。 次に第98号議案 平成10年度福井市国民健康保険特別会計補正予算でございます。 今回は,歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額から歳入歳出それぞれ5億738万8,000円を減額いたしまして,その予算の総額を136億2,477万4,000円といたすものでございます。 その主な内容といたしましては,老人保健医療費拠出金の減額によるものでございます。 次に第99号議案 平成10年度福井市老人保健特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額に歳入歳出それぞれ1,763万2,000円を追加いたしまして,予算の総額を279億6,261万5,000円といたすものでございます。 その内容といたしましては,医療費の県負担金の返還金でございます。 次に第100号議案 平成10年度福井市競輪特別会計補正予算でございますが,既定の予算額に歳入歳出それぞれ2億円を追加いたしまして,予算の総額を150億2,455万3,000円といたすものでございます。 その内容といたしましては,公営企業金融公庫からの還付金等に伴います一般会計繰出金の増額によるものでございます。 次に第101号議案 平成10年度福井市宅地造成特別会計補正予算でございますが,繰越明許費の設定でございます。 第1表 繰越明許費の設定でございますが,やむなき事情によりまして繰り越しいたすものでございまして,市場周辺土地区画整理事業の1件でございます。 次に第102号議案 平成10年度福井市国民宿舎特別会計補正予算でございますが,歳入歳出予算の補正でありまして,既定の予算額から歳入歳出それぞれ1,693万5,000円を減額計上いたしまして,予算の総額を1億8,197万4,000円といたすものでございます。 その内容といたしましては,営業収入の減によるものでございます。 次に第103号議案 平成10年度福井市駐車場特別会計補正予算でございますが,これは歳入予算の補正でありまして,駐車場の利用者の伸び悩みによる使用料の減に伴い,一般会計繰入金を増額するものでございます。 次に第104号議案 平成10年度福井市農業集落排水特別会計補正予算でございます。 これは債務負担行為の設定でございまして,農業集落排水建設事業の国庫債務負担行為の設定に伴いますものでございます。 次に第105号議案 平成10年度福井市下水道事業会計補正予算でございますが,主なものといたしましてはポンプ場の国庫補助事業の補助決定に伴いまして,12億6,767万9,000円を追加いたすものでございます。 また債務負担行為の設定につきましては,国の補正予算に伴うものでございます。 次に第106号議案 平成10年度福井市水道事業会計補正予算でございますが,水道施設災害等対策緊急事業の国庫補助の決定に伴いまして2,395万円の追加計上をお願いいたすものでございます。 なお,その他の議案につきましても,いずれも一般質問あるいは各委員会での御審査によりまして,詳細に御説明申し上げたいと存じますので,何とぞ慎重なる御審議の上,妥当なる御議決を賜りますようお願いを申し上げまして,説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(伊東敏宏君) ただいま説明がありました第97号議案ないし第108号議案,第32号報告について一括質疑を許可いたします。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結をいたします。────────────────────── ○議長(伊東敏宏君) 次に日程47を議題といたします。 事務局に朗読いたさせます。 (事務局朗読)日程47 請願第22号 乳幼児医療費の無料化を国として行うことを求める意見書について ○議長(伊東敏宏君) それでは先ほど上程いたしました第1号議案ないし第28号議案,第97号議案ないし第108号議案,請願第22号につきましては,お手元に配付いたしました付託案件表のとおり,所管の常任委員会,議会運営委員会及び歳入特別委員会に付託いたします。 〔付託案件表は本号末尾参照〕 なお,第32号報告につきましては,関係法の規定により議会に提出,報告するだけでよいことになっておりますので,御了承をお願いをいたします。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了をいたしました。よって,散会いたします。             午後0時14分 散会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長                     平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日署名議員                        平成  年  月  日 △〔参照〕                  付 託 案 件 表           総    務    委    員    会番 号件            名第1号議案平成11年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第1款 議会費    第2款 総務費中     第1項 総務管理費     第2項 徴税費     第4項 選挙費     第5項 統計調査費     第6項 監査委員費    第9款 消防費    第12款 公債費    第14款 予備費  第2条中    第2款 総務費  第4条  第5条  第6条第20号議案フェニックス・プラザ等の設置及び管理に関する条例の一部改正等について  第1条第97号議案平成10年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 入   歳 出    第2款 総務費    第9款 消防費    第12款 公債費    第15款 前年度繰上充用金  第2条中    第2款 総務費  第5条第107号議案福井市常勤の特別職職員の給与に関する条例の一部改正について           建    設    委    員    会番 号件            名第1号議案平成11年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第8款 土木費中     第1項 土木管理費     第2項 道路橋りょう費     第3項 河川水路費     第4項 都市計画費     第6項 下水道費     第7項 住宅費    第11款 災害復旧費中     第2項 土木施設災害復旧費  第2条中    第8款 土木費第8号議案平成11年度福井市宅地造成特別会計予算第11号議案平成11年度福井市駐車場特別会計予算第13号議案平成11年度福井市福井駅周辺整備特別会計予算第14号議案平成11年度福井市下水道事業会計予算第97号議案平成10年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第8款 土木費中     第2項 道路橋りょう費     第3項 河川水路費     第4項 都市計画費  第2条中    第8款 土木費  第3条中    第8款 土木費    第11款 災害復旧費中     第2項 土木施設災害復旧費  第4条第101号議案平成10年度福井市宅地造成特別会計補正予算第103号議案平成10年度福井市駐車場特別会計補正予算第105号議案平成10年度福井市下水道事業会計補正予算第108号議案市道の路線の認定について            教  育  民  生  委  員  会番 号件            名第1号議案平成11年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第2款 総務費中     第3項 戸籍住民基本台帳費    第3款 民生費    第4款 衛生費中     第1項 保健衛生費     第2項 清掃費    第8款 土木費中     第5項 総合交通費    第10款 教育費  第2条中    第4款 衛生費  第3条中    第10款 教育費第2号議案平成11年度福井市国民健康保険特別会計予算第3号議案平成11年度福井市老人保健特別会計予算第5号議案平成11年度福井市交通災害共済特別会計予算第17号議案福井市環境基本条例の制定について第18号議案福井市聖苑条例の制定について第19号議案福井市附属機関設置条例の一部改正等について第20号議案フェニックス・プラザ等の設置及び管理に関する条例の一部改正等について  第2条  第3条  第4条  第5条第21号議案福井市社会福祉施設設置条例の一部改正について第22号議案福井市児童館の設置及び管理に関する条例の一部改正について第23号議案福井市学校設置条例の一部改正について第24号議案福井市立幼稚園設置条例の一部改正について第97号議案平成10年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第3款 民生費    第4款 衛生費    第8款 土木費中     第5項 総合交通費    第10款 教育費  第3条中    第10款 教育費第98号議案平成10年度福井市国民健康保険特別会計補正予算第99号議案平成10年度福井市老人保健特別会計補正予算            経  済  企  業  委  員  会番 号件            名第1号議案平成11年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 出    第4款 衛生費中     第3項 上水道費     第4項 簡易水道費    第5款 労働費
       第6款 農林水産業費    第7款 商工費    第11款 災害復旧費中     第1項 農林水産施設災害復旧費  第3条中    第6款 農林水産業費    第7款 商工費第4号議案平成11年度福井市農業共済特別会計予算第6号議案平成11年度福井市競輪特別会計予算第7号議案平成11年度福井市簡易水道特別会計予算第9号議案平成11年度福井市国民宿舎特別会計予算第10号議案平成11年度福井市中央卸売市場特別会計予算第12号議案平成11年度福井市農業集落排水特別会計予算第15号議案平成11年度福井市ガス事業会計予算第16号議案平成11年度福井市水道事業会計予算第25号議案平成11年度福井市農業共済事業の賦課総額及び賦課単価の決定について第26号議案農作物共済の水稲に係る無事戻しについて第27号議案農作物共済の麦に係る無事戻しについて第28号議案園芸施設共済に係る無事戻しについて第97号議案平成10年度福井市一般会計補正予算  第1条中   歳 出    第5款 労働費    第6款 農林水産業費    第7款 商工費    第11款 災害復旧費  第3条中    第6款 農林水産業費    第7款 商工費    第11款 災害復旧費中     第1項 農林水産施設災害復旧費第100号議案平成10年度福井市競輪特別会計補正予算第102号議案平成10年度福井市国民宿舎特別会計補正予算第104号議案平成10年度福井市農業集落排水特別会計補正予算第106号議案平成10年度福井市水道事業会計補正予算            議  会  運  営  委  員  会番 号件            名請願第22号乳幼児医療費の無料化を国として行うことを求める意見書について            歳  入  特  別  委  員  会番 号件            名第1号議案平成11年度福井市一般会計予算  第1条中   歳 入...